瓦礫の中のゴールデンリング

アニメを作ってます。アニメがお仕事です。

春来たりなば。

もう3月か…。

昨日今日と新しい仕事の依頼の電話が2件来ました。仕事はあるに越したことはない。

最近は仕事にストレスを感じなくなってきた、というか、まったく自由に泳ぎ回ることはもちろんできませんが、仕事の内容を以前よりコントロールできるようになって、思うような結果を出せている、と感じています。

2年ちょっと前から酒を飲まなくなりました。20歳過ぎから30年近くほぼ毎日、際限なく飲み続けてアルコールがいつも体に残ってるような状態でいたのですが、最近はすっきりしてます。割合思うようなところに仕事を着地させることができてるのは、これも大きいかなと思います。

2年前の秋に、街中で意識を失って倒れ、救急車で運ばれるということがあり、医者に「アルコールの離脱症状」と言われました。「禁酒外来のある病院に紹介状を書きましょうか?」とも言われて断りました。だって自己啓発セミナーみたいなことやるの嫌だもん。(←偏見)

酒ないと死ぬ、くらいの勢いでそれまで酒を飲んでて、「調子悪いから一杯やろう」みたいにカジュアルにアル中だったのですが、「調子悪いのは酒飲んでるから」という当たり前で知ってることを確認し、「酒飲まないほうが楽だ」と思うと、何の苦しみもなく、飲まないでいられるようになりました。決して一切やめたつもりはなくて、楽しいパーティでもあれば、と思っていますが、折からコロナで打ち上げパーティもなく、この2年、飲んだ酒と言えば、ゴミ部屋を片付けたときに発掘した飲んでなかった缶のハイボール4本、ノンアルコールビール(ノンアルは飲んでるが、それも量は減りつつある)と間違えて買ったビールを一口(で気づいて捨てた)、正月に実家でお屠蘇をひとなめ、くらいのもので。

酒を抜くとΓGTP460とかあったのが1か月で正常値の73まで落ち、体調も改善し、集中力も戻っていいことばかりです。飲んでた頃、今覚えば、どうにも作業が散漫になってしまっていたのだ、と気づかされたというか。実際に業界の景気が悪くて仕事がない時期があったりとか、久々の仕事に失敗してたりとか、老眼に悩まされていたりとか、技術的な行き詰まりの打開策を考えてたりとか、いろいろな事情はあるのですが、飲まなくなっただけでずいぶん楽になった。

思うように手が動き、頭も働き、少し自由になった気がする。

仕事をしていて、「ダメ出し」は食らうことは最近でもあるのだけど、そこにどう対応するか、ということも以前よりましな対処になったかなと。そういうわけで、ちょっとここのところ浮かれているのだ。