瓦礫の中のゴールデンリング

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「薄暮」を観てきた。

いろいろ書いた手前、観ないわけにいかないだろうと21日の金曜日に早起きして、シネリーブル池袋で山本寛監督の「薄暮」を観てきました。初日の1回目。客は20人ほど。自分も含めておっさんばっかり。

一応すべてのカットに色がついた状態で埋まっていて、最初の試写会の惨状から何とか頑張ったらしい。WUGのBTBと同じで、制作が監督を置いといて仕上げたんじゃないかと思う。

美術と音楽は良かった。作画もトータルでは悪くない。ただ、見せ場であろうカルテットの演奏シーンで「太陽の王子ホルスの大冒険」の狼の群れのシーン(作業の時間がなくて止め絵を繋いでいる)を思わせる数カット止め絵が続くというのがあり、この辺はあとで直しが入るのかなと思った。

しかし、映画としては凄くつまらなかった。

高校生の男女が出会う。だらだらとラブラブなのかよくわからない状態が続き、最後に男が告白する。話としてはそれだけ。別に宇宙人が侵略してくるとか怪獣が出現するとか戦争が始まって…とかを期待したわけではもちろんないが、重要なのってそこから先の話じゃないの?互いに惹かれ合っているという状態が続いて何の障害も葛藤もなくて、周りも見守っていて、さっさと付き合えばいいんじゃないの?としか思えなかった。

どういうことかというと、ゴジラが出現してどうやって倒すか、といろいろドラマが生まれるのではなく、唐突にゴジラが出現しました、終わり、みたいな話なわけですよ。やはりこれは辛いんじゃないか。