瓦礫の中のゴールデンリング

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おいおい。スケジュールを設定しない作品は完成しないよ。
逆恨みをいつまで言ってるもんじゃないよ。
スケジュール管理は制作の仕事であって、実際にスケジュール通りに上がらないということは多いけれど、作ってる人たちがスケジュールなんて設定しなくてもいい、なんて言い出したらお終いだ。製作中の映画の完成、納品の時期は決めてないが、来春公開予定だという。どこの会社が配給してくれるんだそれ。
スケジュールをちゃんと設定しないで製作するのがお金の使い方を効率化するなんて、どうして思えるのか。アニメを作るという「仕事」に日々金は出てゆく。個人事業主であるアニメーターや、協力してくれる会社は成果物への報酬で単価で幾らという払いだから日数は関係ない(仕事に使う時間が長くなればそれぞれ損をするし、モチベーションも下がるだろうけど)。が、スタジオを維持すること自体にお金はかかる。予算を豊富に出してくれる金主がいるならともかく、お金は湧いて出てこないので、スケジュールを作らなくていいなんて制作体制では行き詰まるに決まってる。時間がかかればかかるほどお金は出てゆくし、そんなルーズな感覚でクラウドファンディングで得た金を効率的に使うのだ、というのは全く矛盾している。
そして恐らく「「スケジュール至上主義」の崩壊」が来月には見られるというのは、自分が「奪われた」作品(企画立案したのだから本人からはそう見えるだろう)の続編が放送されるということだろう。
一言言えば、「スケジュール至上主義」などというものは、アニメ業界にもほかの業界にも存在しない。納期のある仕事にはスケジュールが設定されていて、それで納品を予定通りにできないとなれば、お金の問題が発生する。テレビアニメで放送できませんでした(落ちる、というやつ)、となれば制作費の2倍の違約金をスタジオがテレビ局に対して背負うことになる。小規模な会社はそれで潰れるぐらい。深夜枠だとスポンサーが買い取っていることが多いので、落ちて即倒産ということはないにしても、問題にはなる。スケジュールは守って当たり前で、スケジュール表通りにいかないにしてもなんとか間に合わせるのが製作側のプライドだと思う。それは至上主義ではない。ぎりぎり守らないといけないライン、約束だ。守るべき約束を設定せずにお金を効率的に使うなんてことができるだろうか。